火事鎮火の奇蹟にご浄霊の力を確信 高所作業の転落事故に御守り篤く

清新支部 豊田光一 『光明世界』誌平成27年秋号掲載

ある12月の西風が吹く寒い日、教会から自宅へ戻る時のことでした。一般道から町道に入る地区の入口付近で、山林に向かって人だかりができていました。

 私も車を停め確認してみると、田んぼの畦の草焼きが風に煽られて、隣接する山林に火が移り、バチバチっと鈍い音を立てて笹が燃え上がっていました。炎は勢い良く燃え盛るばかりでしたが、消防車のサイレンは一向に聞こえて来ません。大惨事の予感がする中、以前、ご浄霊で火事が鎮火し、惨事を免れた話を思い出しました。私は、心の中で天津祝詞を唱えながら、目を瞑って無我夢中で燃え盛る山林へ向け、ご浄霊をしました。しばらくしてふと気が付くと、今まで背中から当たっていた風が、正面から顔に当たり、風の匂いを感じました。目を開けると、なんと燃え盛っていた炎はなくなり、燻っているではありませんか。その光景に私自身が驚きました。

 

 私は十代から職人の企業で学び、平成元年、32歳で独立しました。創業から取引があり、個人的なお付き合いもしている会社から、鉄骨建築現場で組立て工事の依頼を受けました。平成27年2月2日、建方初日のその現場での出来事です。柱を立て梁を繋ぐ高所作業の班と責任者の私を含め4名で、横12メートル、縦8メートルの壁材の組上げ作業をしていました。離れた場所を見るために老眼鏡をかけ、却って近くが見えにくくなった目で図面を見ながらの作業でした。

 大梁と先行足場との隙間は狭く、高所班が取付けを開始するも、作業に手こずる様子に、私は思わず取付け箇所まで走りました。老眼鏡を掛けていたため遠近感がわからないまま、足場の外側へ周り、2段目の中段、高さ約4メートルの所へ登ろうとして、約3メートル上った辺りで足を蹴り上げました。しかしその足は空を切り、とっさに足場材を左手で掴もうとしましたが掴めませんでした。「ああっ!」と思うや、左手を見ながら後ろ向きに真っ逆さまに落ちました。コンクリート再生材を敷き固め、均してある所に肩から叩き付けられ、地面に落ちた瞬間は覚えておりません。

 

 すぐに意識がなくなりましたが、仕事仲間たち全員の大きな呼びかけのお蔭で、意識が少し戻りました。後から聞いた話で覚えていませんが、起き上がり支えられて車まで歩いていき、久居インター近くの総合病院に着くまでに煙草を一本吸い、緊急受付中、病院内で付き添ってくれた仲間に、「俺、なんでこんな所に居るんや」と言ったそうです。

 その後、意識は完全に戻りましたが、痛む所はなく、自力で歩くことも出来ました。病院へ付き添ってくれた仲間達には現場へ戻ってもらい、私は長時間掛けて、レントゲンや、CTなどの検査を受けました。脳外科、整形外科でも異常はなく、「貴方は不死身か」と言われました。2月5日に教会へ参拝し、お礼申し上げました。

 ケガから5日が経ち、仕事仲間や現場にお詫びを言おうと、車を現場へ走らせました。現場に着き、被っていたヘルメットを見ると、なんとヘルメットの後部が縦に割れ、内側の衝撃吸収材が、地面に落ちた衝撃で潰れていました。「あぁ、良かった。助けて頂いた、ありがとうございます」と、改めて明主様に感謝申し上げました。

 

 ケガをした現場を確認し、改めて驚きと感謝しかありませんでした。落下地点の直ぐ右側には布基礎用の鉄筋が15センチ間隔で、地面から50センチほどの高さで立っており、また頭の落ちた地点の上側には、20センチほどの距離で二段積みのブロックの角がせまっておりました。3メートルの高さから後ろ向きに逆さに落ち、後頭部を強打したにも関わらず、一日も寝込むことなく、首の骨も折れずに命を助けて頂きました。明主様、篤きご守護を賜り、誠に感謝申し上げます。